
この記事では、
巨大新聞社と外資通販会社の身売り抗争を描いた、
ドラマW「社長室の冬-巨大新聞社を獲る男」の見所や感想を綴ります。
青井という男は、正義か?悪か?
見る人によって変わるであろう本作の概要を解説します。
「社長室の冬-巨大新聞社を獲る男」とは?
本作は、堂場瞬一さんの小説が原作。
2017年4月から5月にかけて全5話が放送されました。
(ちなみに次クールは「犯罪症候群」でした)
ドラマ版の主演は三上博史さん。
主人公・青井聡太を演じています。
その他の登場人物を、
福士誠治さん(南康祐)
北乃きいさん(高鳥亜都子)
笹野高史さん(新里明)
岸部一徳さん(三池高志)
田中泯さん(長澤英昭)
南沢奈央さん(酒井優奈)
中村敦夫さん(小寺政夫)
渡辺いっけいさん(木元保)
が演じました。
堂場瞬一さんの小説「誤断」もWOWOWでドラマ化されています。
めちゃくちゃおすすめです!
「社長室の冬-巨大新聞社を獲る男」のあらすじ
では本作のあらすじを簡単に解説します。
...といっても、物語は至ってシンプル。
難しい伏線などはなく、真っ向勝負と言うか。
日本一の新聞社・日本新報は、深刻な経営難に直面していた。
ネットの影響を受けて、紙の新聞の発行数が激減。
社長の小寺は、日本新報の身売りを考えていた。
身売り先候補の中に、世界一の通販会社「AMC」が入っていた。
AMCジャパンの社長は、かつて日本新報で記者として働いていた青井聡太。
青井が日本新報を去ったのは、あるきっかけからだった。
「日本新報を獲る!」
そう息巻く青井が突きつけた身売りの条件は、
日本新報の存在そのものを揺るがしかねない、信じられないものだった...。
物語は新聞社と外資企業の戦いがメインですが、身売り話を潰そうとする株主や政治家を巻き込んだ人間ドラマが濃く描かれています。
本作もWOWOWらしい、骨太社会派ドラマだといえるでしょう。
新聞社を舞台にした「連続ドラマW だから殺せなかった」もおすすめです。
「社長室の冬-巨大新聞社を獲る男」の見所と思ったこと
ではここから、本作の個人的な見所と思ったことを綴ります。
1.THE・暴君!青井聡太(声を張り上げる三上さん)
本作の魅力の一つとして、青井聡太の暴君ぶりは外せません。
自分がルール!時間は守らないはアポは守らないわ...。
即断即決で、自分が正しいと思ったことは絶対に曲げない。
物語でも見え隠れしますが、あのトランプを彷彿とさせます。
青井を演じる三上さんは、しょっちゅう大きな声を張り上げます(笑)
ドラマW作品の三上さんは、比較的穏やかな演技が多いと感じるのですが、「社長室の冬」の中ではフルスロットル!
「ストレートニュース」の矢島に似ているかも
そういえば2000年に放送された、三上博史さん主演「ストレートニュース」に似ていると思いました。
このドラマで三上さんは、視聴率のためなら何でもする矢島というプロデューサーを演じています。
フルスロットル具合が、「社長室の冬」とカブる部分があるなと思います。
2.難しい立場を強いられる南のジャーナリズム
本作の「もうひとりの主役」が、日本新報・社長室勤務の南。
原作では、南が主人公として描かれているようです。
南もかつては記者として現場を走り回っていましたが、半ば「飼い殺し」のように社長室で働く日々。
青井の持つ記者としてのジャーナリズムに触れ、徐々に既存のメディアのあり方に疑問を持ち始めます。
日本新報とAMCジャパン、そして筆頭株主の3つに挟まれ、難しい立場を強いられることに。
南を演じるのは、福士誠治さん。
個人的にはまり役というか、福士さんだからこそ南を演じられたのではと思っています。
穏やかながら、強く一本芯を持つ南にも注目です!
3.旧勢力VS新勢力の戦い
本作では、「紙媒体とインターネットの戦い」が描かれます。
紙媒体に比べ、インターネットのほうが圧倒的にスピードが速い。
紙媒体の意義は?生き残れるのか?
令和の日本で同様のことが起きていますし、これからも増えていくでしょう。
本作は新聞をテーマに扱っていますが、どの業種でも起こりうること。
旧勢力と新勢力の戦い。
誰しも他人事とは言い切れないと思うんですね。
だからこそ、食い入るように物語に見入ってしまいました。
4.個人的見所シーン!「最終話の労働組合臨時総会」
見所シーンは数多くあるのですが、最終話の労働組合の臨時総会のシーンは必見。
物語を1話から見て頂ければ、一層このシーンを楽しめるはず。
詳しくは、実際にご覧になってみてください!
5.おまけ「AMCのCEO(シャーロット・ケイト・フォックスさん)が美人」
これは見出しのとおりです(笑)
青井は正義か?悪か?見る人によって大きく分かれる
AMCジャパン社長・青井は、独裁的なルールで日本新報を買収しようとします。
傍から見ると、新聞社を乗っ取りに来た悪党にしか見えないかもしれません。
ただ青井の行動のうらには、彼なりの正義がしっかりとあります。
青井がベビーフェイス(正義)なのか、ヒール(悪役)なのか。
見る人の気持ち、考えによって大きく分かれるかなと思います。
仕事でもなんでも、旧態依然をぶち壊したいともがいている人にとっては、青井はヒーローに映るはず!
実は私は本作を観るのは2度目なのですが、1回目と2回目では、青井に対する考えは全く異なりました。
1回目は「ヒール・青井の猛威と戦う日本新報」という捉え方でした。
2回目は「古い体質をぶち壊し、革命を起こそうとする青井の物語」と思えたんです。
視聴者のその時の境遇や考えで、同じ物語でも捉え方が正反対になる。
ぜひ実際にご覧になって、青井という男を判断してみて下さい。
社会で戦う上での、ヒントがあるかもしれません。
今回は、ドラマW「社長室の冬-巨大新聞社を獲る男」について綴りました。
最後までお読み頂き、ありがとうございます!
WOWOWには、他にも良作が目白押し。
おすすめドラマを厳選したので、併せてご覧ください。




