
「牛が震えた...」
この記事では、
三上博史さん主演の「連続ドラマW 震える牛」について綴ります。
個人的に「連続ドラマWとは、震える牛のことだ」と思っているんです。
牛だけに......じゃないですが、あまりにも骨太すぎる!
キャスト・制作陣の気概を感じずにはいられない一作ということで、気合入れて書きます!
「震える牛」とは?原作・あらすじ・キャスト解説
まず「震える牛」の概要を簡単にまとめてみます。
原作は相場英雄さん
本ドラマの原作は、相場英雄さんの同名小説。
2013年時点で累計28万部の大ベストセラーということですから、2025年はもっとでしょう。
相場さんの作品の中でも代表作といって良いはず。
WOWOWでも、相場さんの小説がいくつかドラマ化されています。
椎名桔平さん主演「不発弾」もその一つ。
ブラックマネーを操る古賀という男を描いた骨太作品です。
いうまでもなくおすすめ!ぜひご覧ください。
そして「トップリーグ」も超おすすめの一作です。
政治のタブーに触れる、ある新聞記者の物語。もうたまりません!
「震える牛」のあらすじ
このドラマで扱っているのは、「食品偽装」「BSE(狂牛病)」といった、明らかにタブーなテーマ。
簡単にあらすじ(さわり)だけまとめてみます。
警視庁捜査一課 継続捜査班の田川は、5年前に東京都・中野で起きた強盗殺人事件を再調査することになる。
当初は外国人窃盗団による犯行だとされたが、改めて関係者に話を聞くと不自然な点が多すぎる。
殺害されたのはヤクザと獣医師の2人。この二人に、一体何の共通点があるのか?
捜査の過程で、被害者の1人がミートボックスという会社の八田という男と関係があることが分かる。
同じ頃、BizTodayの鶴田は元ミートボックス社員の小松と会う。
小松は、「ミートボックスは食品偽装をしている」と鶴田に打ち明ける。
田川と鶴田は、ミートボックスの主要取引先が、大手スーパーマーケット「オックスマート」であることを突き止める。
捜査を進めていくうちに、驚愕の事実が浮かび上がる。
このくらいにしておきます。詳しくは実際に観てね(笑)
【モデル】震える牛は実話?
ドラマを観るにあたって、「これって、実話なの......?」と思うのは当然ですよね?
この物語自体は、実話ではないと思います。
ただし過去に、食品偽装として話題になった事件があります。
ドラマ内でも、実際に起こった内容や実在する企業をもとにした設定があるのは間違いないでしょう。
なにより、こんな事が本当にあったら怖すぎますが......。
「連続ドラマW 震える牛」のキャスト
本ドラマの主演は、三上博史さん。
主人公の刑事・田川を演じます。
BizTodayの記者・鶴田を吹石一恵さんが演じます。
オックスマート経営企画部長・滝沢を小林薫さんが演じます。
ミートボックス社長・八田を古田新太さんが演じます。
その他の登場人物を、
木村文乃さん
佐野史郎さん
羽場裕一さん
温水洋一さん
平山浩行さん
白石美帆さん
竜雷太さん
小野寺昭さん
橋本さとしさん
袴田吉彦さん
本田大輔さん
遠藤要さん
といった実力派・個性派キャストが演じます。
2013年6月16日から7月14日まで、全5話が放送されました。
ちなみに次クールは「パンとスープとネコ日和」でした。
いくらなんでも、ドラマの雰囲気の違いが凄すぎる(笑)
「震える牛」の見所・感想
このドラマは以前から何度も観ていて、逆に「見所ってどこだろう?」って考えてしまいます。
というのも、全5話のどこを切り取っても良いという。
ただ単に社会のリアルを描いたドラマなら、1回観たあとに「もうお腹いっぱい...」と感じることも多いでしょう。
しかし、「震える牛」は何回観てもワクワクするし、不思議と心が踊るんです。
したがって単純な社会派ドラマではありません。
ここから、私個人の目線から、本ドラマの見所や感想を綴ります。
①複雑な相関図・点と点がきれいに繋がっていくストーリー
「震える牛」では、ダレる箇所がありません。無駄なシーンが一切無いというのかな。
面白さやワクワク、そして怖さが5話中にぎゅっと詰まっているともいえるでしょう。
本作では、「殺人事件」「食品偽装」「BSE」など、様々な登場人物の思惑が複雑に絡み合います。
話を重ねるごとに、別々の点が線として綺麗に繋がっていく、ストーリーも大変秀逸です。
「震える牛」の相関図を実際に作成
本作の人間関係の相関図を実際に作成しました。
これだけ複雑に絡み合うのかと、改めて驚きました!
是非参考にして下さい!

②実力派キャストのぶつかり合い
何度も言いますが、このドラマは「THE・骨太」です。
本ドラマを骨太たらしめているのは、実力派キャストに他なりません。
話題性重視のアイドル俳優では、このドラマの登場人物は絶対演じられないはず。
タブーなテーマを扱った本作は、本物の俳優・役者だからドラマになったのだと私は思います。
そんな役者同士の共演(私は「ぶつかり合い」と表現させていただきます)が必見です。
三上博史さんと小林薫さんのぶつかり合い
WOWOWドラマ好きの私としては、三上博史さんと小林薫さんのぶつかり合いはたまりません。
お二人方が出演している、他の連続ドラマW作品はどれも間違いなし!
事件を追う田川と、オックスマートを守る滝沢。
存在感のぶつけ合いが最高!だから結末を知っていても、楽しめるのかもしれません。
それにしても、小林薫さんは秘密を守る役が似合う。
あと、記者会見する役が似合う(笑)先ほど紹介した「トップリーグ」でも記者会見のシーンが多く登場します。
三上博史さんと小林薫さんが出演されている他作品も要チェックです!
ミートボックス社長・八田がやばい
物語の重要人物の1人が、ミートボックス社長・八田。
古田新太さんが演じているのですが、もうすごいんです......。これは「怪しい」「怖い」という意味で。
再三に渡って契約解消を持ちかけるオックスマート・滝沢を脅します。
八田と対峙した際の、小林薫さんが演じる「困った」演技がたまりません。
「ちょっと、ごみ処理を頼んでいましてね」
何をするか分からない、裏の世界にも顔が利く男・八田。
凄い細かいですが、笑顔で階段を登ってくるシーンがあります。
その動きで、もう怖いんですよ(笑)
古田新太さんだからできた怪演、ぜひご覧になって下さい。
そんな古田さんが、漫画編集のプロで偏屈者を演じている「闇の伴走者」も面白すぎる。
絶対観て下さいね!
③仕事はなにか?商売とは何か?
このドラマは、「大型ショッピングモールに押されて過疎化する地方都市」も重要なテーマです。
「仕事とはなにか?商売とは何か?」を考えさせられるシーンが多く登場します。
2010年代前半と2025年。
時間は経っていますが、今だからこそ大事な部分かもしれません。
ちなみにオックスマート的には、「商売とは、自由競争という名の殺し合い」だそうです。
ある意味、シンプル(笑)
WOWOWドラマの入門編にして最高傑作!「連続ドラマWとは震える牛のこと」
たとえば知人に、「WOWOWドラマ観ようと思うんだけど、おすすめは?」と聞かれたら、私は間違いなくこのドラマを薦めます。
何度も観ているということで贔屓も入っているかもしれませんが、このドラマは間違いない!
言うまでもなく、地上波では絶対に作れないでしょう。
それだけタブーなテーマを扱うという「本気度」を感じずにはいられません。
繰り返しになりますが、「連続ドラマWとは震える牛のこと」です。
ぜひ実際にご覧ください!
「震える牛」はまごうことなき傑作ですが、他にも骨太な社会派作品はあります。
ドラマWおすすめ作品を厳選してまとめました!








