
この記事では、仲村トオルさん主演「連続ドラマW 推定有罪」について綴ります。
骨太で見応え十分なWOWOWドラマの中の、ど真ん中で正統派な作品と言いましょうか。
毎回言ってる気がしますが、このドラマもほんと良作なので、ぜひ視聴して頂きたいです。
私の目線で、見所などを綴りたいと思います。
「推定有罪」とは?
本作は、前川洋一さんの小説が原作です。
2012年2月に出版されて、その後すぐにWOWOWでドラマ化へ。
3月25日〜4月22日まで、全5話が放送されました。
あらすじ(さわりのみ)
戦場でジャーナリストとして活動する加山に一本の電話が入る。
12年前に少女を殺した犯人として有罪判決を受け服役していた篠塚の無罪が決まった。
加山は事件当時、篠塚を犯人とする内容の記事を週刊誌に書き、世論を動かした。
篠塚は弁護士の石原とともに、国に対して12億円の賠償請求を行うと発表。
加山は、なぜ冤罪が生まれてしまったのかの検証記事を書かせて欲しいと篠塚に願い出る。
記者、加害とされた家族と被害者家族、かつて逮捕した刑事。
様々な人間の物語が始まる。
1話〜4話と、最終話に分かれるのかなと
本作は5話構成なのですが、内容的には1話〜4話と、最終話に分けることができるかなと思います。
4話までで、事件の真相は一旦明らかになります。
ただ、大切なのは最終話なのかなと。
加害者とされた本人と家族、そして被害者家族が最終的に幸せになれるのか。
最後の最後まで目が離せません。
「推定無罪」「疑わしきは罰せず」の意味
たまに「推定無罪」「疑わしきは罰せず」という言葉を目にします。
正式には細かい定義があるのでしょうが、要は「有罪と判決が出るまでは罰してはいけない」「少しでも疑わしい点があるなら有罪としてはいけない」という意味ですね。
それに掛けて、「推定有罪」というタイトルになったのでしょう。
「冤罪」の怖さが身に染みる作品
本作を通じて、「冤罪」の恐ろしさを感じずにはいられません。
篠塚は一貫して否認を続けていましたが、取り調べの苦痛に耐えられずに罪を認めてしまいます。
(このシーンは、胸が締め付けられそうになる)
12年前、警察が逮捕に踏み切ったきっかけが「DNA鑑定」でした。
「D(どんなに)N(逃げても)足がつく(A)」と言われるくらい、現在のDNA鑑定の精度は高いらしいです。
しかし昔のDNA鑑定の精度が現在ほど高くなかったのも事実だとか。
ドラマでも、弁護士が再度DNA鑑定を依頼して実施した結果、篠塚の冤罪が決まったのでした。
このDNA鑑定が、ドラマ後半でも鍵になります。
同じく冤罪を描いた「60 誤判対策室」も超おすすめです!
「推定有罪」のキャスト
本作の主人公であるジャーナリスト・加山を演じるのは仲村トオルさん。
冤罪被害者・篠塚を演じるのは國村隼さん。
弁護士・石原を演じるのは黒木瞳さん。
かつて篠塚を逮捕した刑事・浅田を演じるのは陣内孝則さん。
その他の登場人物を、
本仮屋ユイカさん(篠塚の娘・長田役)
吉田洋さん(篠塚の妻・聡美役)
草笛光子さん(篠塚を支援する会代表・大田役)
光石研さん(被害者少女である智子の父親・則之役)
美村里江さん(智子の姉・弘子役)
大塚良重さん(智子の母親役)
霧島れいかさん(加山の妻役)
中村俊介さん(加山の相棒・鳴瀬役)
松尾スズキさん(編集長・坂井役)
寺島進さん(真犯人を知る男・桂木役)
相島一之さん(石原弁護士の友人の政治家)
竜雷太さん(内閣官房長官・吉田役)
といったキャストが演じます。
「推定有罪」の見所
ではここから、本作のポイントや見所をいくつか紹介します。
【そりゃそうだ】冤罪だったという事実を受け入れられない人々
登場人物はいずれも、冤罪だったという事実を受け入れることができません。
そりゃそうですよね?
冤罪がいかに人々の人生を変えてしまうか、という話です。
事件被害者家族と冤罪加害者家族
事件の被害者家族は、犯人を恨むことでなんとか生きてこれました。
それが、突然犯人じゃないと言われたら......。
誰を憎めばよいのか分かりません。
加害者とされた篠塚の家族も、冤罪被害者です。
篠塚の妻は、夫が殺人犯だと思ったまま亡くなりました。
娘(長田)は、昔から「殺人犯の娘」と言われ続けてきてきました。
冤罪と分かっても、父親に対しての複雑な感情が消えません。
篠塚と娘は再会できるのか?
このドラマの重要なテーマの一つです。
かつて記事を書いた記者
かつて、篠塚が犯人という記事を書いた加山。
「ジャーナリストとしてあってはならないことをした」と自分を責めます。
掌を返した世間からバッシングを浴びても、冤罪が生まれた理由を検証し続けます。
「そんなこと気にするな」というスタンスの編集長とえらい違い......。
真っ直ぐで正直な男、加山の生き様は必見です。
この加山は、仲村トオルさんのはまり役ですね!
同じく困難に立ち向かう真っ直ぐな男を演じた「空飛ぶタイヤ」も必見です!
逮捕した刑事
12年前に篠塚を自白させたのが刑事の浅田も、冤罪に対して動揺を隠せません。
本人は篠塚に謝りたいと申し出ますが、警察上層部がそれを止めます。
上司から釘を刺されても、独自のやり方で真犯人を探す浅田。
そんな彼は、世間から冷たい扱いを受ける篠塚の娘をずっとサポートし続けて来たのでした。
浅田なりのけじめの付け方に注目して下さい。
最終話は涙なしには観れません
先ほどお話したように、このドラマは最終話が大事です。
真犯人が分かった後、関わった人間のこれからの生き方が描かれます。
詳しくは割愛しますが、涙なしには観れません。
大きく人生が変わってしまっても、それでも前を向いて歩いていこうとします。
こんなに清々しい気持ちになれるドラマも少ないんじゃないでしょうか。
個人的に好きなシーン
ここからは、個人的に好きなシーンを挙げてみます。
ドラマのストーリーと直接関係ないものも含まれますが、ぜひご覧ください。
①一気飲みシーン
仕事のことで落ち込んでいて、居酒屋で飲んでいる加山のもとに、弘子(美村さん)が訪れます。
「何もできないのかな...」と弱音を吐く加山の横で、日本酒を一気飲み!
このシーン、凄くかっこいいと思いました。
(日本酒が得意じゃないので、真似したいとは思いませんでしたがw)
②ポケットにメモを入れるシーン
加山と浅田は、何かと仲が悪いです。
取材を申し込む加山を再三に渡り追い返す浅田ですが、最後は協力し合うことに。
監察官が浅田に対して同行を求めるシーンで、「取り調べだ」と言って加山に突っかかるふりをして、ポケットにメモを入れます。
このメモが、真犯人逮捕に繋がります。
このシーンもかなり好き!少々荒いやり方ですが。
③「マークスの山」「レディ・ジョーカー」の曲が流れるシーン
このドラマで、何度か「マークスの山」「レディ・ジョーカー」の「DESTINY」という曲が流れます。
たまたま「レディ・ジョーカー」を観た後に本作を観たものですから、「お?」と少し驚きました。
この曲、かなり合ってるんですよ!
こういう細かいところに気づいてしまったのでした。
絶対観てほしい!ど真ん中のWOWOWドラマ
今回は、「連続ドラマW 推定有罪」について書きました。
ど真ん中のWOWOWドラマ!
「視聴は必須」だと言って良いほどの良作です。
ぜひ実際にご覧ください!
WOWOW制作ドラマをランキング形式で紹介しています。
併せてチェックしてもらえたら嬉しいです。




