
今回は、渡部篤郎さん主演「連続ドラマW 翳りゆく夏」を紹介します。
20年前に起こった新生児誘拐事件。そして20年経って明らかになる事件の真相とは?
WOWOWらしく骨太、でも結末はとても悲しいミステリー作品。
過去に何度も観ている作品ということもあって、おすすめしないわけにはいきません!
あらすじやキャスト、個人的な見所や感想を綴るのでぜひ最後まで読んで欲しいです。
「翳りゆく夏」とは?
本作は、赤井三尋さんの推理小説が原作です。第49回江戸川乱歩賞を受賞しました。
2003年に単行本が発行され、2006年に文庫本が発行されました。
2015年にWOWOWでドラマ化。
「日曜オリジナルドラマ」枠として、1月18日(日)〜2月15日(日)まで全5話が放送されました。
ちなみに同時期の土曜日に放送されていたのは「贖罪の奏鳴曲(ソナタ)」でした。
異彩を放つ2作品が並びましたね。
(なんて素敵な土日なんでしょうか)
あらすじ(さわりのみ)
20年前(1995年)に横須賀で起こった新生児誘拐事件。
犯人とされた九十九という男性は逃走中に事故死した。
20年後の2015年、九十九の娘・朝倉比呂子が東西新聞に入社する予定となった。
人事部の武藤は、公平さを重視し、テストで単独トップだった彼女を入社させるべきだと言う。
社長の杉野は、彼女の入社を進める一方で、20年前の事件を改めて調べる事を決める。
調査役として白羽の矢が立ったのは、かつて横須賀にいて事件を実際に調査し、現在は資料室にいる梶だった。
「事件の再調査」「朝倉の入社」で構成される
本作は、「20年前の事件の再調査」と「朝倉の入社」この2つが同時進行で進みます。
この2つの流れが、最終話で一つになるというわけです。
そして、20年前に起きた誘拐事件の緊迫したシーンが随所に入ります。
ストーリーが大変秀逸で、1話から最終話まで目が離せません。不思議と何度観ても、冒頭から惹きつけられます。
「翳りゆく夏」の相関図
本ドラマの相関図を作成しました。
毎度のことながら雑ですが(笑)。よろしければ参考にしてみてください。

「翳りゆく夏」のキャスト
本作の主なキャストです。
渡部篤郎さん(主人公・梶役)
時任三郎さん(武藤役)
菅田将暉さん(武藤俊一役)
上村香子さん(家政婦・千代役)
戸田昌宏さん(手塚壮一役)
森口瑤子さん(手塚浅子役)
橋爪功さん(杉野役)
門脇麦さん(朝倉比呂子役)
嶋田久作さん(大槻役)
滝藤賢一さん(堀江役)
板谷由夏さん(須川役)
前田敦子さん(華原役)
佐藤B作さん(野村役)
とにかく実力派揃い!
ストーリーもさることながら、役者の演技だけで十分楽しめるでしょう。
本作の見所・感想
ではここから、本作の見所や感想を個人的な目線で綴ってみます。
①存在感十分な俳優・女優たち
さっきも少し触れましたが、実力派の俳優・女優が揃っているこのドラマ。
主演の渡部篤郎さんは言わずもがな。社長や役員などエリート役が似合うのはもちろんですが、本作のようにわりと自由に動き回る役も似合うと思うんですよね。
そして、脇を固める俳優さん一人ひとりの存在感が凄いなと思いました。
門脇麦さん(朝倉比呂子)
東西新聞に入社予定の朝倉比呂子を演じるのは、門脇麦さん。
芯が通った女子大生を演じられています。大学内を歩くシーンでも、ちょっとオーラが違うというか。
とにかく存在感抜群です!
私はこの作品で門脇麦さんを初めて知りました。ファンの方にはぜひチェックして欲しいです。
橋爪功さん(杉野社長)
東西新聞社長・杉野を演じる橋爪功さんも「さすが!」の一言。
剛腕というか、迫力が凄まじいです。
朝倉比呂子を説得するために、朝倉の実家が経営する居酒屋に赴きます。
テーブルを挟んでの比呂子とのやりとりがいいんですよ!
楽しくお酒を飲みながらも、言葉の説得力は十分。
「今日私は、答えを聞きに来たわけじゃない。東西新聞の気持ちを伝えるために来た」
もちろん譲るべきではない場面では一歩も譲らない。外野の声は関係ない。
繰り返しになりますが、存在感が凄いので是非チェックして下さい。
「トッカイ」の東坊平蔵に通じるものがあると思います。
岩松了さん(元刑事・井上)
かつて誘拐事件を捜査した刑事・井上を演じるのは岩松了さん。
現在は警備員をやっています。
再調査をするために梶が井上のもとを訪れ、かつてに事件を思い出します。
所々入る皮肉というか、独特なおちょくりというか。
岩松了さんらしさ全開です!
警備員の制服を着ている姿から、某時効を迎えた事件を捜査するドラマを連想してしまいます(笑)
時任三郎さん(武藤)
東西新聞人事部・武藤を演じるのは時任三郎さん
かつて、梶とともに誘拐事件の調査を担当しました。
現在は人事厚生局長として、入社を渋る朝倉比呂子を懸命に説得します。
どっしりしている、ちゃんとした大人!(でも家ではステテコ1枚)
やはり存在感が凄いです。
②万に一つもひっくり返る可能性は無い?20年前の事件の再調査
20年前に起こった新生児誘拐事件を再調査する梶。
(杉野に囲碁で負けたからw)
かつての事件関係者達と片っ端から会い、当時の様子を改めて聞きます。
「事件がひっくり返る可能性は万に一つもない」
そう言われますが、再調査の過程で不可解な点が出てきて...。
一つずつ検証・調査していく梶は、ついに衝撃的な真実に辿り着きます。
それは、梶にとって受け入れがたいものでした......。
③【2話】事件当時の様子
2話目で、事件当時の様子が描かれます。
病院から新生児がいなくなり、その後に届く「蒙古斑」と書かれた脅迫状と身代金要求。
警察が囲む中、院長が身代金の受け渡しに向かいます。
しかし途中から警察を無視して動き回る院長。
大型商業施設での「お札」シーンは必見です!
「子供が助かれば、金なんてどうでも良かった」
院長を演じる嶋田久作さんの、諦めと安堵が混じったような表情がたまりません。
④【4話】家政婦さんの言葉
4話で、武藤の息子・俊一と家政婦の千代と比呂子が食事するシーンが登場します。
武藤家で長年家政婦を続けている千代の言葉が深い!
かつては夢がありながら、家族の不祥事で諦めるしかなくなった...。
「だから、あなたには夢を実現して欲しい!」
東西新聞への入社を迷っている比呂子の背中を強く押します。
ドラマでの重要なシーンです。間違いありません!
⑤やはり最終話!受け入れがたい真実
事件の再調査と朝倉の入社問題が進んでいき、最終話で全てが繋がります。
事件の真相が分かった時に、衝撃を感じすにはいられません。
(何回か観ていますが、その度に衝撃を覚えます)
思いもしない結末だったものですから。結果的に全てがひっくり返ったわけです。
詳しくは割愛するので、ぜひ刮目して下さい。
悲しい...けど骨太ドラマ!絶対観て損はない!
今回は「連続ドラマW 翳りゆく夏」を紹介しました。
悲しいミステリーだと思います。
グロいとかじゃないですが辛い描写もありますし、決してハッピーエンドではありません。
それら含めて骨太ですし、見応え十分な良作です。
何回も観ていますが、また少し経ったら観ると思います(笑)
ぜひ実際にチェックして下さい!
WOWOW制作ドラマをランキング形式で紹介しています。
併せてチェックしてもらえたら嬉しいです。

