
なにもかも
はじめから決まっていたような気がする
今回は、「連続ドラマW アキラとあきら」のあらすじやキャスト・見所を綴ります。
また映画版との内容の違いを比較しました。
20年以上に渡る壮大な人間ドラマ。
「宿命」から逃げずに戦う2人のあきらを描いた、連続ドラマWの傑作です。
ぜひ視聴してください!その前の参考にしてもらえたら嬉しいなと。
「アキラとあきら」とは?
本ドラマの原作は、池井戸潤さんの同名小説です。
「問題小説」という雑誌で2006年から2009年までの3年間。
その後、8年の歳月を経てWOWOWでドラマ化されることになります。
2017年7月9日から9月3日まで、全9話が放送されました。
そしてドラマがきっかけで、書籍が出版されることになるのでした。
そういう意味では、珍しいパターンと言えるかもしれません。
【あらすじ】二人の「あきら」の20年以上に及ぶ壮大な物語
この物語では、産業中央銀行で出会った二人の「あきら」の人生が描かれます。
ではここで、本作のあらすじをさわりだけご紹介します。
階堂彬は、東海郵船社長・階堂一磨の長男として生まれました。
幼いことから、将来の東海郵船社長になることを期待されてきましたが、決められたレールを歩くことに反発し、銀行員になることを決意します。
山崎瑛は、静岡県で生まれます。
父親が工場を営んでいましたが、経営が傾き倒産してしまうことに。
生まれた町を離れ、大変な人生を歩んできました。
その頃に出会った銀行員に憧れ、自らも銀行員になることを決意します。
そして、1987年の産業中央銀行の入社式。
新入社員の階堂と山崎は、新人研修の融資戦略プログラムのファイナルに残り、銀行側と企業側に分かれ融資の実践形式で相対することに。
企業側になった階堂は、思いもよらない手に打って出るのでした。
それ以来、お互いを意識するようになった彬と瑛。
実は二人は、過去の人生で何度か会っているのでした。
そこから二人の運命の物語が始まっていきます。
主演は向井理さん・斎藤工さん!他にも豪華キャストが出演
階堂彬を演じるのは、向井理さん。
山崎瑛を演じるのは、斎藤工さん。
その他の登場人物を、
小泉孝太郎さん
永島敏行さん
石丸幹二さん
賀来賢人さん
鶴見辰吾さん
蛍雪次朗さん
木下ほうかさん
堀部圭亮さん
品川徹さん
松重豊さん
長谷川朝晴さん
木下隆行さん
利重剛さん
瀧本美織さん
松尾諭さん
飯田基祐さん
田中麗奈さん
森田甘路さん
尾美としのりさん
宮川一朗太さん
小市慢太郎さん
羽場裕一さん
上川隆也さん
といった実力派キャストが演じます。
ちなみに向井理さんが主演の「連続ドラマW パンドラⅣ AI戦争」も面白すぎる名作です!
「連続ドラマW アキラとあきら」の見所・ポイント
本作の魅力はなんといっても、二人のあきらの生き様かなと。
時代が変わるごとに、様々な困難や事件が待ち受けます。
ここで本作の見所やポイントを、個人的な目線から綴ります。
倒産を経験し辛い人生を歩んできた山崎瑛
山崎瑛の人生は、困難の連続でした。
幼い頃に、父親の工場の倒産を経験しています。
「倒産は、家族や生活すべてを奪う」
それを身をもって知っているからこそ、銀行の顧客の苦しみや悩みを自分のことのように分かるというもの。
顧客を思うあまり、銀行員として逸脱する行動を起こして地方に飛ばされても、山崎は一切後悔しません。
信念を貫くバンカー、山崎瑛はかっこいいです!
対極のバンカー・不動との戦い
そんな山崎の天敵(?)は、産業中央銀行日本橋支店の上司・不動(利重剛さん)です。
とにかく「安心」「確実性」が命。
銀行のためなら、瑛が思わず「それでも人間ですか?」と言いたくなるような冷酷な行動も、全く躊躇なく行います。
ある意味、山崎とは対極のバンカーである不動。
山崎を呼ぶ時の、天高く人差し指を突き上げるポーズがなんだか癖になります(笑)
物語後半、産業中央銀行本店で再び同じ職場となる山崎と不動。
二人の戦いにも注目です。
運命に抗って生きてきた階堂彬
階堂彬は裕福な家に生まれ、将来を約束されながら、そんな周囲の目に反発します。
階堂家はいかにも裕福で、格式高いって感じ。(華麗なる一族みたいな)
幼い頃から、多くの人間が集まるパーティーで人間観察に興じる彬です。
自分を試すために、銀行に入社を決意します。そしてそんな彬の思いを、父の一磨は理解していたのですが...。
「宿命」は、彬を東海郵船へと引き戻すことになるのでした。
おじさん達との戦い
そんな階堂家。
おじさん達(木下ほうかさんと堀部圭亮さん)が何かと父の一磨に対抗心を燃やしてきます。
怪しい経営コンサルタントを連れてきて、リゾート事業に乗り出すのでした。
このリゾート事業が、後に東海郵船を苦しめるとんでもない爆弾になります。
身内だからこそやりにくい......。
彬とおじさん達の戦いに注目しましょう。
絶体絶命の東海郵船を2人で救う
物語の終盤で、絶体絶命で倒産寸前になった東海郵船を救うため、彬と瑛が力を合わせます。
自身の宿命と向き合い、東海郵船を引き継ぐことを決心する彬。
「僕が東海郵船を立て直します」
このシーンがめちゃくちゃ好き!かっこいいので必見です。
2人のあきらが出会ってきた人々が繋がり合う
物語の中で、彬と瑛はもちろん、その他の人間関係が絶妙に繋がり合うのも興味深いです。
山崎が好意を寄せていた幼馴染の北村が、実は階堂とも面識があったり。
同じく山崎の幼馴染・ガシャポン(通称)が、階堂のために協力したり。
(そう考えると、山崎・北村・ガシャポンの関係性は、この物語に欠かせないと思います)
長い時間軸で描く、本作ならではの面白さと言えるでしょう。
またも?良いところで登場する上川隆也さん(笑)
物語終盤の大事な場面で、上川隆也さんが登場します!(友情出演という形で)
良いところで登場する姿が、似合いすぎています(笑)
それも、「○○という男だ」「手強い相手だ」というシーンがあっての登場。
なんというか、ラスボス感が漂っています。
「連続ドラマW マグマ」でも似たような登場をされているので、要チェックです!
テーマ曲がめちゃくちゃ良い!これしかない!
名作ドラマには、心を揺さぶるテーマ曲があると思います。
「アキラとあきら」のテーマ曲が本当に良い!
ほんとイメージ通りというのかな、ドラマの雰囲気に合っています。
当たり前ですが、「アキラとあきら」にはこの曲しか考えられません!
「ここ一番で頑張りたい」「勝負したい」時に聴くと、気持ちを奮い立たせてくれるでしょう。
映画版「アキラとあきら」との違いを比較
2022年8月26日から、映画「アキラとあきら」が公開されました。
階堂彬を横浜流星さんが、山崎瑛を竹内涼真さんが演じています。
ではここから、ドラマ版と映画版の違いをいくつか綴っていきます。
①時代設定が若干異なる
ドラマ版と映画版では、時代設定が若干異なります。
これは「産業中央銀行 入社式」で比較すると分かりやすいかなと。
ドラマ版では、彬と瑛が入社するのは1986年でした。
対して映画版では、二人が入社するのは2000年です。
つまり物語全体で、映画版の時代設定が10年ほど後になっていますね。
建物の外観や、流れているニュースも異なっています。
②映画版ではガシャポン・北村との関係が描かれていない
映画版では、いくつか人間関係が省略されています。
山崎とガシャポン・北村の関係は描かれていません。
個人的にこの3人の関係が大事だと思っているので、少し残念でした。
③階堂と山崎の関係性が違う
そしてなにより、階堂と山崎の関係性が異なります。
ドラマ版では出生は全く異なりながら、同志として、良きライバルとして切磋琢磨する関係です。
対して映画版では「階堂はエリート・山崎は雑草」と上下関係が存在します。
途中まで、階堂は山崎を下に見ていて、出世街道を邁進していくことに。
最後は関係性が変わるんですが、二人のあきらを同志として描く方が好きだなぁ。
その他異なる場面
他のシーンでも異なる点はいくつかありました。
まず、山崎と父親(松重豊さん)の「その後」です。
ドラマ版では、工場倒産後の山崎と父親の関係性も描かれています。
顧客をかばった結果、静岡に飛ばされた山崎に「お前は間違っていない、顧客を守ってやれ」と優しく声をかける父親。
(山崎と父親のシーンは涙なしには見れません)
映画版では父親役を杉本哲太さんが演じますが、倒産後の親子の様子は描かれていません。
あと映画版には、人事部・安堂が出てきません。
ドラマ版では小泉孝太郎さんが安堂を演じており、階堂と山崎の良き相談役として欠かせない役です。
【共通】父親・一磨や「不動らしさ」は同じ
もちろんドラマ版と映画版に共通する点もあります。
父親・階堂一磨はどちらも石丸幹二さんが演じています。
つまり「階堂一磨=石丸幹二さん」で間違いないってことですね(笑)
そして山崎の宿敵・不動の冷徹ぶりは映画版でも健在!
映画版では江口洋介さんが不動を演じています。
(人差し指は立てませんでしたが)
ドラマ版「アキラとあきら」の方が好きかなぁ
ドラマ版と映画版、どちらが優れているかなんて比較できないと思います。
映画版は2時間にまとめなきゃいけないわけで、そりゃ削ぐ部分はあるでしょう。
そして映画版も十分見応えがあって、素晴らしい作品です。間違いない。
ただ、そういった点を加味しても、私はドラマ版「アキラとあきら」が好きだなぁ。
珠玉のドラマ!頑張ろうという気持ちにさせてくれる一作
今回は、「連続ドラマW アキラとあきら」について綴りました。
困難に直面しても、また頑張ろうと気持ちを奮い立たせてくれるドラマです。
連続ドラマWの中の、傑作の一つではないでしょうか。
ぜひ視聴して欲しいです!



