
君が乗るなら、ゲームスタートだ
この記事では、「連続ドラマW 東野圭吾「ゲームの名は誘拐」」について綴ります。
人生をかけた誘拐ゲームの行く末は?
「さすが東野圭吾作品、そしてWOWOWクオリティ」と言わざるを得ない、見応え充分なドラマです!
「ゲームの名は誘拐」とは?
「ゲームの名は誘拐」は、2002年に出版された東野圭吾さんの小説です。
私は原作を読んだことがありません。とはいえ、出版から20年経ったのちに映像化しても面白いということで、名作であることは間違いないのでしょう。
今度、機会があったら読んでみます。
2024年6月に、WOWOWでドラマ化されました。(全4話)
なお、ドラマの設定は令和の現在ということで、スマホやSNSはもちろん、「メタバース」「EV」といったワードが出てきます。
21年前に「g@me.」として映画化されている
「ゲームの名は誘拐」は、2003年に「g@me.」というタイトルで映画化されています。
主人公の佐久間を演じたのは藤木直人さん、樹理を演じたのは仲間由紀恵さん、葛城勝俊を演じたのは石橋凌さんでした。
当時、「g@me.」を映画館で鑑賞しまして。ストーリーはもちろん、「ZEEBRA」が歌う主題歌など、とても印象に残っています。
そう言えば、椎名桔平さんも出演されていましたね。どういった会話の流れかは忘れましたが、「椎名桔平かな」というワードが出たあと、唐突に本人が現れます。思わず笑ってしまいました。
映画版とドラマ版を比較しながら観るのも面白いかもしれません。
あらすじ(さわりだけ)
佐久間駿介は、広告会社「サイバープラン」のエース。社内政治が下手ながら、実力で這い上がってきた。
そんな中、予算を時間かけてきた「日星自動車」の新型EVのプロモーション企画の中止を突如告げられる。新たに日星自動車の副社長へ就任した葛城勝俊の意向だという。
納得がいかない佐久間は、葛城に食い下がるが、「本質を捉えていない」「社運を賭けた新製品を託すに値しない」と散々こき下ろされる。
日星自動車から再提案の機会はもらえたものの、「プロジェクトから佐久間を外す」ことが条件に。リトライの機会すら与えてもらえない。
なんとか弱みを握ろうと葛城宅を訪れた佐久間。そこで家から出てきた一人の女性。
名前は「樹理(じゅり)」。家で妹と揉めて、嫌になって家出してきた。
パパ(勝俊)のことは嫌い。家に戻りたくない樹理は、「私を誘拐して大金を要求して」と持ちかける。
もし娘が誘拐されたとなれば、EVの発表どころではなくなり、葛城は手を引くかもしれない。そうなれば再びチャンスが巡ってくる。
なにより、葛城と勝負して完全に勝ちたい。どちらが上なのか証明したい。
人生をかけた、誘拐ゲームが始まる。
本ドラマの相関図
ここで、「ゲームの名は誘拐」の登場人物の相関図を作りました。

上記のように、この物語には「サイバープラン」「日星自動車」「葛城家」が関わってきます。

連続ドラマW版「ゲームの名は誘拐」のキャスト
主人公・佐久間を演じるのは亀梨和也さん。樹理を演じるのは貝上愛さん。
日星自動車副社長・葛城勝俊を演じるのは渡部篤郎さん。宣伝部長・石澤を演じるのは飯田祐基さん。
サイバープラン社長・小塚を演じるのは小林隆さん。佐久間を引き上げたエースプランナー・加賀谷を演じるのは平山祐介さん。佐久間をライバル視する杉本を演じるのは武田航平さん。
こういった実力派俳優が演じています。
亀梨和也さんは「正体」以来のWOWOWドラマ主演。「正体」はまごうことなき神ドラマ!待望のWOWOW再登場です。
渡部篤郎さんは「だから殺せなかった」以来のWOWOWドラマ出演。「だから殺せなかった」といい、「ゲームの名は誘拐」といい、会社の重役がほんとうに似合いますね。
なお、最近改めて「だから殺せなかった」の良作さを実感しています。
貝上愛さんは、「連続ドラマW 両刃の斧」にも出演されています。芝さんの娘・曜子の役でした。
今作で2度目のWOWOWドラマ出演になります。
個人的「ゲームの名は誘拐」の見所
本作は目が離せない誘拐サスペンスです。4話があっという間に感じました。
雰囲気も落ち着いているというのかな。重厚感があります。
見所は、当たり前かもしれませんが「佐久間」「樹理」「葛城勝俊」の3つになるでしょう。
完璧!佐久間の誘拐プラン
映画を観たときから思っていましたが、佐久間の誘拐プランが完璧過ぎです。
伊達に会社でエースを張っているわけではない。綿密かつ大胆な計画が遂行されます。
誘拐から身代金の受け取りまで、葛城をガンガン揺さぶります。
とくに、パーキングエリアでの受け渡しシーンが印象的です。映画版でも印象に残りました。
クールかつ、頭が切れまくる佐久間に注目です!
捉え所のない「樹理」という女性
誘拐ゲームのもう一人の主役、「樹理」は捉え所のない女性です。
わざと横須賀に行き「迎えに来て」と佐久間に連絡したり、急に迷ったような素振りを見せたり。
佐久間を困らせたいのか、何なのか。とはいえ、「演じる」のはうまく、父との電話でも迫真の演技を見せます。
そして終盤、樹理が誘拐を企てた本当の理由が分かります。
佐久間に立ち塞がる「葛城勝俊」という男
そして何といっても、佐久間の前に大きく立ち塞がる「葛城勝俊」という男が物語の鍵です。
「私は、ゲームにはいささか自信がある」
日星自動車の会長の息子。ボンボンとは言え、海外で実績を積んだ実力派。新型EVのコンセプト設計も葛城が手掛けました。佐久間にとって、計画の中止を要求する葛城は天敵以外の何者でもないでしょう。
娘が誘拐された翌日、何事もなかったかのように現れる葛城。新型EVのプロモーションに取り組みながら、佐久間が仕掛けた誘拐ゲームを戦うのでした。
そして最終話、葛城の正体が明らかになります。

衝撃の最終話!そして結末を分かっていても観たくなる魅力的な作品
最終話は衝撃です。それまでの全てがひっくり返ります。
物語の真相が分かった後、おそらくもう一度ドラマを最初から観たくなるでしょう。
ゲームプランは完璧でも、やはり人の心はプラン通りには動きません。佐久間や樹理、葛城の結末に注目です。
そして、結末が分かっていてもなぜか観たくなる不思議な魅力があります。
例のごとく、WOWOWらしい骨太なドラマです。ぜひご覧になってみてください!
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