
怪物を捕まえるには
怪物になるしかないんです
この記事では、安田顕さん・水上恒司さん主演「連続ドラマW 怪物」について綴ります。
ある街で、25年前と現在に起こった猟奇殺人事件と、「怪物」を描く物語。
「これぞWOWOWだ!」と言わずにはいられないハイクオリティな骨太ドラマ。
視聴前、あるいは視聴後にお読み頂けたら嬉しいです。
「怪物」とは?
本作は、2021年に韓国で制作・放送された同名ドラマのリメイク版です。
2025年7月から9月にかけて、全10話が放送されました。
最近の連続ドラマWの傾向からして、10話というはかなりボリューミーだと思います。
その分、お腹いっぱいになれました!
「怪物」あらすじ(さわりだけ)
羽田野署に異動してきた八代真人。彼はいわゆるキャリアで、父親は警察庁長官で毛並みも完璧。
本来は警察庁に戻るはずの彼が、幼い頃に住んでいた羽田野町へ来たのにはある理由があった。
そこで出会った「富樫浩之」という警察官。
25年前に羽田野町で発生した猟奇殺人事件で容疑者とされた男である。
警察官としてのスタンスが全く異なる富樫と真人。
そんな中、身元不明の白骨遺体が発見され、25年前の事件が再び動き出すのだった。
バディを組みながらも、お互いを疑う富樫と真人。果たして事件の真相、そして「怪物」の正体とは?
「怪物」の相関図
ここで、「連続ドラマW 怪物」の相関図を作成してみました。

昔から地元に住み続けている登場人物がほとんどで、幼馴染の関係が多いことがわかります。
「連続ドラマW 怪物」キャスト
本作の主人公・富樫浩之を演じるのは安田顕さん。
もう一人の主人公・八代真人を演じるのは水上恒司さん。
浩之の母親・紀子を演じるのは内田慈さん。真人の父親・正義を演じるのは渡部篤郎さん。
検事・五十嵐を演じるのは早乙女太一さん。
羽田野署長・秋山を演じるのは利重剛さん。生活安全課長・森平を演じるのが光石研さん。
生活安全課・遠藤を演じるのは入江甚儀さん、粕谷を演じるのは坪倉由幸さん。
羽田野署警務課・田所を演じるのは藤森慎吾さん。
県警本部捜査一課・遠藤翔子を演じるのは真飛聖さん。県警鑑識官・荒川を演じるのは入山法子さん。
県警本部捜査一課・稲葉を演じるのが長谷川朝晴さん。
焼肉屋「炎炎亭」店主・凛子を演じるのは剛力彩芽さん。
富樫の幼馴染・柳辰夫を演じるのは小手伸也さん。辰夫の娘・美緒を演じるのは久保史緒里さん。
県議会員・田所加代を演じるのは高畑淳子さん。中橋建設社長・中橋を演じるのは橋本じゅんさん。
実力派俳優達が個性的な登場人物を演じています。
抉り出された人間の「業」と「感情」を描く骨太ドラマ
「被害者の指を並べて置く」という猟奇殺人から始まる本作は、人間の「業」と「揺れ動く感情」を楽しむドラマです。
もちろんストーリーや設定が秀逸なのはいうまでもありません。このあとお話するように音楽も大変に素晴らしい。
ですが根底にあるのは、
人ならではの「秘密にする」「疑う」「間違っているとわかっていてもする」行動。
そして人だからこそ持つ「嫉妬」「野望」「怒り」といった感情。
つまり、極限の状態で抉り出された「人間らしさ」をハイクオリティで描いた作品なのかなと。
登場人物たちの喜怒哀楽を観ることに十分な価値がある骨太ドラマです。
個人的!「連続ドラマW 怪物」の見所
ではここから、「連続ドラマW 怪物」の見所を個人的な視点から紹介してみます。
①流れる「音楽」が素晴らしい!
最近思うのですが、WOWOWのドラマが骨太で高品質な理由の一つが「音楽」なのではないかと。
「名ドラマに名音楽あり」といっても差し支えないでしょう。
本作も例外ではなく、作中で流れる音楽が大変に素晴らしいです!場面にぴったりと合っています。
とくに「Echoes of Doubt」という曲が好きすぎて!(作曲は大間々昂さん)
要所要所で流れるこの曲には、「連続ドラマW 怪物」の世界観が詰まっていると思っています。
「連続ドラマW 怪物」のサウンドトラックは、各音楽アプリで視聴可能です。
何回も聞きすぎて、「リピート」のリストに「Echoes of Doubt」が出てくるのは私くらいかも(笑)
②個性的で存在感を放つキャスト
あたりまえですが、実力派俳優たちの渾身の演技も凄いです!地上波ドラマの際のそれとは何かが違う。
いくつかピックアップしてみます。
富樫という男の狂気【安田顕さん】
なんといっても、安田顕さん演じる富樫でしょう!
25年前の殺人事件で妹が失踪し、おまけに犯人と疑われた富樫は、なぜか警察官になります。
所々に現れる富樫の狂気が圧倒的。
25年後にまたも容疑者とされ、パトカーから降りた際に報道陣へ指をクネクネ動かしてみたり。
中橋を突き飛ばし、ボディガードを投げ飛ばしたり。
富樫の狂気に満ちた笑顔を見ると、「富樫が怪物なんだ」と納得しました。
とにもかくにも、安田顕さんの演技は要チェックです!
スレてる感が絶妙な美緒【久保史緒里さん】
富樫の幼馴染みである柳の娘・美緒は20歳の大学生。
男子に人気があるらしく、しょっちゅう遊んでいて素行は良くないようです。
父親との関係は悪いですが、富樫とは昔から仲良くしています。
そんな美緒は、25年前の事件に関するある秘密を知ってしまうのでした。
美緒を演じるのは、元乃木坂46の久保史緒里さん。
元アイドルらしからぬ、といったらおかしいですが、スレている感が絶妙ではまり役だと思いました!
「ザ・ラスボス」な八代正義【渡部篤郎さん】
真人の父親・八代正義は警察のトップ。
「現場で経験を積みたい」と言う真人に、本庁に戻ってくるよう何度もけしかけます。
正義はかつて、羽田野署長を務めていました...。
正義を演じるのは渡部篤郎さん。いかにも「ラスボス」という雰囲気(笑)
毎度毎度、渡部篤郎さんはこういった役が似合います。
個人的に「渡部篤郎ムーブ」だと思っている「絶望したときにゆっくり瞼を閉じる」が、本作でも観られます!(伝わるかな?)
③焼肉が美味そう!(笑)
これは完全に余談ですが、羽田野署御用達の焼肉屋「炎炎亭」の焼肉がめちゃくちゃ美味しそうだという。
何度か焼肉のシーンが登場しますが、観るたびに焼肉が食べたくなってしまいます。
調理する様子からして、美味しいに決まっている!
焼肉を食べながら視聴するのもありかもしれません。
ドラマとは思えないクオリティ!何度も観たくなる傑作
この記事では、「連続ドラマW 怪物」について綴ってきました。
たしか7月くらいに動画サイトで1話・2話の先行公開があったと思うのですが、3話が公開されるまでに何回も観ました。
ドラマとは思えないクオリティ。回を重ねるごとに明らかになっていく登場人物たちの秘密。
そして抉り出される人間の本性。
WOWOWならではの傑作ドラマです。ぜひ視聴してみてください。
