
俺が
レディ・ジョーカーだ
この記事では、
「連続ドラマW レディ・ジョーカー」について綴ります。
あるビール会社を巡る誘拐事件。その裏には、悲しい事実があった。
犯人は、社会的な関連性がほとんどない男たち。
人質となった社長が、警察には話せなかった犯人の要求とその意味とは?
毎度のことながら、間違いのない名作ドラマ!
視聴前にぜひご覧ください(ネタバレはありません)
「レディ・ジョーカー」とは?原作・あらすじ(さわり)・相関図やキャスト
まず、本作の概要について簡単に触れておきます。
「マークスの山」でもお馴染みの高村薫さんの小説が原作
「連続ドラマW レディ・ジョーカー」は、髙村薫さんの同名小説が原作。
「マークスの山」から始まった「合田雄一郎シリーズ」の中の一つです。
ご存知かもしれませんが、「マークスの山」もWOWOWでドラマ化されました。
本作「レディ・ジョーカー」は、「連続ドラマW マークスの山」と同じスタッフが制作しており、「レディ・ジョーカー」の作中で「マークスの山」で流れたBGMが流れます。
「レディ・ジョーカー」は2004年に映画化されました。
その後、WOWOWでドラマ化。
2013年3月3日から4月14日まで、全7話が放送されました。
2010年代のドラマということで、作中にスマホなどが登場しています。
「レディ・ジョーカー」のあらすじ(さわりだけ)
本作のあらすじというか、さわりだけお話しようと思うのですが、なんせ様々な人間模様が複雑に絡み合う物語。
どこを着眼点にして話せば良いのか悩みますが、私なりに書いてみます。
(結末に関する記述やネタバレはありません)
歴史ある大企業・日之出ビール。
社長を務めるのは、営業畑出身の城山恭介。
ある日、一通の手紙とCDが届く。
差出人は、先日の入社試験を途中で辞退し、交通事故で他界(自殺)した秦野孝之の父親・浩之。
浩之はある人物から、妻・美津子の叔父の岡村清二の存在を知らされる。
岡村はかつて日之出ビールの工場で勤めていたが、大量解雇された中の一人だった。
その中には、出生に関する差別を理由とした解雇もあった。
日之出ビールを批判した手紙を書き記していた。
浩之はかつて差別されていた地域の出身で、妻にもそのことは隠していた。
今回の孝之に起きた悲劇はそういった事情も隠されているのではと考え、日之出ビールに手紙とCDを送ったのだった。
日之出ビールに手紙を送った後、浩之は自殺してしまう。
日之出ビールとしては、差別による不採用は無かったと認識していた。
しかし、懸念点が2つあった。
1つ目は、秦野浩之に岡村清二のことを教えたのが総会屋・岡田経友会だったということ。
2つ目は、日之出ビールを不採用になり亡くなった孝之が、城山の姪である佳子の交際相手だったということ。
城山は胸を痛める。
岡村清二の弟で、秦野美津子の父親である物井清三は、小さな薬局を経営している。
孫の孝之の死にショックを受け、美津子からは、
「なんで結婚する時に、夫の出生(差別)のことについて調べてくれなかったの」
と責められる。
久しぶりに岡村清二のもとを訪れた物井。
「日之出を憎んでるか?」と岡村に問いかける物井。
ほどなくして岡村が亡くなり、物井に日之出ビールへの復讐心が芽生え始める。
物井が誘拐を決意し声をかけたのは、いつも競馬場で集まる仲間達。
トラック運転手や信用金庫のサラリーマン、工場勤務など繋がりはバラバラ。
中には警察官もいる。
日之出ビールを相手にした、完全犯罪を計画する。
そしてついに、日之出ビール社長・城山の誘拐を決行する。
山梨県で解放された城山の胸ポケットには、孝之と佳子の写真が入れられていた。
あらすじというか、さわりだけお話しました。
長くなりましたが、登場人物の関係性を把握しておくことで、ドラマを観るのが一層面白くなります。
レディ・ジョーカーの相関図
本作の登場人物の相関図をまとめてみました。
是非参考にして下さい。

ドラマ「レディ・ジョーカー」のキャスト
本作には、実に豪華なキャストが集結しました。
主演は、
上川隆也さん(合田雄一郎)
柴田恭平さん(城山恭介)
です。
その他の登場人物を、
泉谷しげるさん
豊原功補さん
板尾創路さん
金子ノブアキさん
高橋努さん
本仮屋ユイカさん
石橋凌さん
益岡徹さん
光石研さん
矢田亜希子さん
山本耕史さん
渡辺いっけいさん
津田寛治さん
小市慢太郎さん
松尾諭さん
大和田伸也さん
中村嘉葎雄さん
など実力派が、がっちり固めます。
「連続ドラマW レディ・ジョーカー」の見所・感想
ではここで、本ドラマの見所や感想を書いてみます。
1.誰もが主役!様々な人間の思惑が絡み合う
なんていうか、このドラマは誰もが主役というか。
「合田雄一郎」シリーズではありますが、日の出ビール社長・城山が本当の主役なのかもしれません。
はたまた、物井清三を主人公としても観れるドラマです。
先ほど書いたように、警察以外の登場人物の相関図が重要だったりします。
警察と検察の攻防や、日之出ビールと総会屋のやりとりなど。
はたまた犯行グループのそれぞれの境遇など。
各登場人物の目線や思惑が実に丁寧に描かれています。
特に1話は重要!しっかり観て相関図を整理しましょう
したがって、人間関係を整理しながら本作を観ていくのがおすすめ。
特に第1話が重要なので、流して観るのは厳禁です!
「叔父」や「姪」など関係性に関する言葉が出てくるので、見落とさないで下さい。
このあたり把握していないと、物語がいまいち入ってこないかもしれません。
2.裏取引を疑う警察と日之出ビールの心理戦
本ドラマでは、警察と日之出ビールの心理戦が描かれます。
犯人逮捕に奔走する警察は、被害に遭った日之出ビールの味方のはずなんですが......。
誘拐事件にしては不自然な事が多く、警察は「裏取引き」を疑います。
警察は日之出ビールの様子を監視するために、警護という名目で合田雄一郎に城山を見張らせます。
互いに探り合う、緊張感あるシーンは必見です。
「目が、刑事さんしている」上川さんにも要チェック(笑)
3.犯行グループの一人を演じる豊原功補さんが良い!
誘拐グループの中に、半田という警察官が入っています。
警察という組織の中でいまいちぱっとせず、合田と衝突したりします。
仕事の最中に競馬場に行ったり、勤務態度はなかなかめちゃくちゃ。
「警察に恥をかかせてやる!」
豊原功補さん演じる半田、上手く言葉にできないのですが凄く良いんです!
最終話、合田と半田の攻防は必見。
行動確認を続ける合田を挑発するような、半田の靴鳴らしとか。
癖になるっちゅうね。
4.瓶ビールが飲みたくなる?
見所とは少し異なりますが、本作を見ていると無性にビールが飲みたくなるという。
ビール会社を舞台にした作品なので、ビールを飲むシーンが多く登場します。
これがまた、美味しそうなんですよね。
禁酒中の方には、もしかしたら辛いドラマかも知れません(苦笑)
「日之出のビールはうめぇ!」
こんな声を聞いたら、飲んでみたくなるというもので。
瓶ビールを用意してから鑑賞するのもありかもしれません。
「バッテラ」と「うどん」が食べたくなるシーンも
ドラマ中で、城山と合田が「バッテラ(鯖寿司)」とうどんを食べるシーンがあります。

お互い関西に縁があるということで、城山が食事に誘ったのでした。
「あの頃が一番楽しかった...」と語る城山の表情が、現在の会社の苦境を物語ります。
バッテラ付きうどんって、関西でお馴染みの組み合わせなんですかね?
このシーン、実に食欲をそそります。バッテラがめちゃくちゃ美味しそう!
思わずデリバリーを探しましたが、見当たりませんでした(笑)そりゃそうか。
WOWOWらしい骨太なサスペンスドラマ!必見です
「連続ドラマW レディ・ジョーカー」について綴りました。
WOWOWらしい、骨太な社会派サスペンスドラマです。
何度も観ることで、より味わいが深まる作品なのでしょう。
ぜひ繰り返しご覧になってみて下さい。
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