
この記事では、連続ドラマW「いりびと-異邦人」の見所についてお話しようと思います。
京都と東京を舞台にした人間模様を、美しい描写と音楽が彩るミステリードラマ。
ぜひご覧下さい!
「いりびと-異邦人」とは?
「いりびと-異邦人」の原作は、原田マハさん。
2015年に単行本が出版されました。
2021年11月28日から12月26日まで、全5話が放送されました。
キャストには、これまた実力派が集まっています。
主人公の菜穂を高畑充希さん
夫の一樹を風間俊介さん
まだ誰も知らない天才画家・樹(たつる)をSUMIREさん
京都の大御所・志村照山を松重豊さん
京都で菜穂を優しく支える書家の先生を梶芽衣子さん
菜穂の母親を森口瑤子さん
がそれぞれ演じます。
「いりびと-異邦人」の簡単なあらすじ
ではここで、本作の簡単なあらすじを解説します。
出産を控える菜穂は、有吉美術館の副館長。
母の勧めで、京都で養生することに。
たかむら画廊を経営する夫の一樹は、東京と京都を行き来しながら菜穂を支える。
だが、少しずつすれ違いが生じていく。
菜穂は、たまたま立ち寄った画廊で、ある一枚の絵画と出会う。
それは、まだ世に出ていない無名の画家が描いたものだった。
菜穂は、その絵に強く惹きつけられることになる。
その頃、東京である事件が起こる。
一樹は、菜穂との夫婦の信頼を壊しかねない大きな決断を迫られるのであった
...あらすじにもなっていないかもしれませんが(苦笑)
ネタバレなくお話できるのは、このあたりまでかなと。
とにかく作品を観て頂きたいです。
「いりびと」登場人物の相関図
ここで、登場人物の相関図を簡単にまとめてみました。
東京と京都で分けると分かりやすいかなと思いまして。

東京と京都で、それぞれ様々な出来事が起こるわけですが、
まずは登場人物の関係を把握しておくと、一層楽しめるでしょう!
「いりびと-異邦人」の個人的見所
とにかく観たら、「次も観たい」が止まらない作品です。
ここから、個人的な見所をお話します。
①怖い!でも美しい描写と音楽
先ほど「原作は...」とか言ってしまいましたが、実際は全くNO知識で鑑賞を始めました。
WOWOWオンデマンドのサムネ画像からは、どんな作品なのか分からなかった。
1話を見始めたら、驚いてしまったという。
まさか、こんな重厚な人間ドラマだとは思わなかったもので。
決してホラーではないんですが、所々「怖い」んです。
志村照山と樹が対峙するシーンなど。
剥き出しな人間の感情を感じて、私は怖く感じました。
でも、描写と音楽がとにかく美しいです!
絵画はもちろんのこと、京都の街並み・風景などが壮観。
川床のシーンが出てくるのですが、ここがかなり好きです。

↑川床のイメージ図
「川床いいなぁ、京都行きたい」と思いました(笑)
あの景色の中で食事したら、さぞ美味しいだろうなと。
②京都の東京の様子の違い
本作は、京都と東京・銀座を舞台にした物語です。
作品が進む中での、京都と東京の様子の違いに注目しましょう。
東京で描かれているのは、とにかく「欲」かなと(笑)
お金のために絵画が使われています。
一方、京都で主に描かれているのは「縁」と「支え合い」です。
このコントラストが面白いなぁと。
梶芽衣子さん演じる書家の先生が、とにかく温かいんです。
どうしても忘れがちな、人同士の支え合いの大切さを思い出させてくれました。
③表情が物語る気持ち
この作品は、登場人物の「表情」の変化が激しい。
言葉が無くても、喜怒哀楽がはっきり分かるような。
日本人だから分かる、感情の読み取りみたいなものが楽しめると思います。
「怒り」だとか、「焦り」だとか、言ってることとは裏腹の本心を探ってみて下さい。
海外の大味なアクション映画やドラマにはない、これぞ日本の作品だと私は思うんですよね。
一樹を演じた風間俊介さんがとにかく良い!
「表情で語る」という意味で、夫の一樹を演じた風間俊介さんはとにかく素晴らしい!
菜穂のことと、自身が経営する画廊のことで大きく揺れ動くわけですが、感情の起伏がはっきりと伝わってきます。
主演の高畑充希さんはもちろん美しいし素晴らしいのですが、風間俊介さんが一樹を演じたからこそ、作品が一層魅力的になったと私は思っています。
④病院での問診のシーン
これは私的に好きなシーンなのですが、作品中に病院での問診の場面が出てきます。
胎児の様子を菜穂が医師に話して、医師がアドバイスを送るのですが、物語の流れと一致しているんですよ。
「生まれてきたくない赤ちゃんはいませんよ」
女性が妊娠の際に感じる不安な気持ちがよく分かりますし、医師の京都らしい語りが個人的に好きです。
信じるものを世に出す「覚悟」が描かれている
人によって感じ方は様々でしょうが、私は「いりびと-異邦人」を通じて、
「信じるものを世に出す覚悟」
を感じました。
まだ誰にも知られていない画家の作品を、なんとかして世に出そうとする。
当然そこには様々な障害がある。
慣習や常識を壊し、良いと思ったものを「産む」という菜穂の覚悟が描かれていると思います。
人の「縁」や支え、ドロドロの人間関係、そして作品を世に出す「覚悟」など、様々なドラマが詰まった本作。
今回は「いりびと-異邦人」についてお話させて頂きました。
ぜひ実際にご覧になって下さい!
ドラマWのおすすめ20作品を紹介しています。
こちらも併せてご覧になってみてください!


