一本木透さん原作「連続ドラマW だから殺せなかった」のあらすじや感想-タイトルの意味を知ったとき、何とも言えない気持ちになる

言葉の力で
俺の殺人を止めてみろ

この記事では、劇場型犯罪と新聞社の攻防を描いた、
連続ドラマW「だから殺せなかった」の見所などを紹介します。

「だから殺せなかった」とは?

ドラマW「だから殺せなかった」は、一本木透さんの小説が原作。
第27回 鮎川哲也賞で優秀賞。
これがデビュー作とのこと!

主演は玉木宏さん。
主人公の一本木透を演じます。
原作者と物語の主人公が同じ名前なんですね!

その他の登場人物を、

渡部篤郎さん(吉村隆一)
松本若菜さん(白石琴美)
高岡早紀さん(小川万里子)
松田公太さん(江原洋一郎)
萩原聖人さん(江原茂)
甲本雅裕さん(牛島正之)
高橋努さん(望月公平)
酒向芳さん(毛賀沢達也)
古田新太さん(石橋光男)

など、これまた実力派が固めます。

2022年1月〜2月にかけて、全5話が放送されました。
放送中は、早く次の話が観たくてワクワクしていたものです。

「だから殺せなかった」の簡単なあらすじ

ここで、「だから殺せなかった」の簡単なあらすじをご紹介します。
ネタバレはありません!


太陽新聞社の一本木透は、過去に辛い経験を持つ記者。
同社の売上が芳しくないことから、上司の吉村に「記者の慟哭」というコラムを書いて欲しいと持ちかけられる。

渋々、20年前に自身の身に起きた辛い経験を書いた所、読者からの反響が凄かった。
後日、世間を騒がせていた連続殺人事件の犯人から、一本木宛に手紙が届く。
「記者の慟哭」に触発された犯人は、紙面上での対話を要求。
「俺の犯行を、言葉で止めてみろ」
一本木は犯人の要求通り、太陽新聞の紙面上で犯人との対話に応じることになった...


劇場型犯罪に対抗する新聞社という構図で、様々な人間関係が絡み合いストーリーが進んでいきます。

「だから殺せなかった」の個人的・見所と思ったこと

ではここで、同作の見所や思ったことを綴ります!

1.実力派キャストの重厚な演技

他のドラマW作品同様、実力派キャストが揃いました。

主演の玉木宏さんは、連続殺人犯との行き詰まる攻防を展開します。
白髪も混じって、なんというか他作の玉木宏さんとは違う雰囲気です。

ドラマWではお馴染み・渡部篤郎さんは太陽新聞社の取締役。
THE・安定の存在感かなと!
渡部さん出演作って、「真犯人は渡部さんだった」という例が多い気がするのですが(笑)
今作は、果たしてどうなのか??

萩原聖人さんもドラマWシリーズではお馴染み。
洋一郎演じる松田公太さんと、家族を演じるのですが...。
物語の重要な人物です。

甲本雅裕さんもドラマWではすっかり常連の実力派。
本作では、警察幹部を演じています。
こういった、何を考えているか分からない役が似合います!

あとは、毛賀沢を演じた酒向芳さん。
曲者を演じたら一級品ですね!
今作でもなかなかの曲者を演じているので要チェックです。

2.物語の重要場面「記者の慟哭」

第一話に、「記者の慟哭」を書くシーンが登場します。
犯罪と家族のシリーズに対し、読者から届いた批判の投書。
それを受けて、吉村が「記者の思いを書いて欲しい」と一本木に執筆を持ちかけたのでした。
かつて群馬支局でも上司と部下の関係だった吉村と一本木。
その頃の辛い思い出が、一本木にとって足かせになっていました。

そして一本木の回想シーンが流れるのですが、悲しい話です。
群馬支局の頃に担当した、県庁ぐるみの汚職事件。
事件の渦中にいたのが、一本木と交際し結婚間近だった恋人の父親。
愛する人を取るか、スクープを取るか。
一本木が選んだのは、スクープでした。
結果的に、恋人の家族を不幸にしてしまうことに。

物語の重要なポイントとして、外せないシーンかなと。

3.報道の難しさ

物語のメインは、「ワクチン」を名乗る連続殺人犯と太陽新聞の攻防です。
紙面上で、連続殺人犯とやりとりする一本木ですが、日に日に太陽新聞への注目は大きくなります。

新聞の売上は急速に増えたものの、同じだけ増える批判。
報道とかってやっぱり難しいと感じます。
もし自分が一本木の立場だとしたら、どう対応するか。
マスメディアのあり方を考える作品でもあると思います。

4.家族とは何か?

物語のもう一つのテーマは、「家族」かなと思います。

江原茂と江原洋一郎は親子ですが、過去に様々なことがありました。
詳しくはここでは割愛しますが、

家族とは何か?
血の繋がりとは何か?
身近にいる人の秘密を知ってしまったらどうするか?

こういったことを考えながらご覧になってみて下さい。

「だから殺せなかった」の意味は物語の終盤に分かる

見所満載のドラマなのでぜひ実際に観ていただきたいですが、
タイトルの「だから殺せなかった」の意味がずっと引っかかっていました。
物語内で殺人事件は起きてるわけで、「殺せなかったってどういうこと?」と疑問を抱くのは当然かなと。

タイトルの意味は、物語の終盤で分かります。
それが分かった時、「そういうことだったのか」と思うと同時に、何とも切ない気持ちになってしまいました。

いやぁ深い!とても深い部分をえぐる重厚なドラマです。

連続殺人犯とはどんな決着がつくのか?
そして一本木の過去は清算されるのか?

今回は、「だから殺せなかった」を紹介しました。
ぜひご覧になって下さい!

ドラマWのおすすめ作品を紹介しました。

併せて読んで頂けたら嬉しいです!

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