「連続ドラマW 沈黙法廷」あらすじや相関図・見どころを紹介

骨太な社会派ドラマでお馴染みの「連続ドラマW」には、法廷・裁判を扱った作品も多いです。

今回は、「連続ドラマW 沈黙法廷」のあらすじや相関図、キャストや見所を紹介します。

法廷・裁判ドラマの中でも異色!

1話から目が離せない展開の連続なので、ぜひチェックして下さい。

「沈黙法廷」とは?

本作は、佐々木譲さんの同名小説が原作です。

いくつかの新聞で連載された後、2016年に書籍が出版されました。

その後にWOWOWで連続ドラマ化。
2017年9月24日から10月22日にかけて全5話が放送されました。

(前クールでは「アキラとあきら」、後クールでは「石つぶて」と2017年凄いな!)

実話ではないけどモデルはいる?

本作の登場人物や起こった事件は、実話ではないようです。

かなりリアルな設定だったり描写だったりするので、「実話なのかな?」と思うのも無理はありません。

ただ作者の佐々木さんが実際に裁判を傍聴して、取材を重ねた上で書かれた小説です。

作中に登場する弁護士に関してもモデルがいるそうです。

簡単なあらすじ(さわりだけ)

ここで、「沈黙法廷」の簡単なあらすじをさわりだけご紹介します。

ある日、東京都・赤羽で資産家老人の変死体が発見される。

赤羽南警察署が捜査する中で、「山本美紀」という家事代行業の女性が容疑者として浮上する。

状況証拠も揃い、どう見ても怪しい女。

美紀に任意同行を求める為に自宅へ行くも、大宮中央署と鉢合わせ。
大宮中央署も山本美紀へ任意同行を求めに来たのだった。

一方、弁護士の矢田部はひょんなことから山本美紀とかつて交際していた高見沢と知り合う。

「彼女は犯人じゃない!弁護をしてほしい。費用も出す」

と高見沢に懇願され、最初は断っていた矢田部も、凄い事件になる予感から、弁護を引き受けることにする。

矢田部は、美紀に対して、

「何があっても黙秘して下さい」

と伝えるのであった。

「沈黙法廷」の相関図

本作の主な登場人物の相関図を作ってみました。

「山本美紀」という女性を巡る、警察やかつての恋人、弁護士の物語。

他には、TVなどのメディアや家族も関係してきます。

それぞれの立場からの視点が、分かりやすく描かれています。

「連続ドラマW 沈黙法廷」のキャスト

本作の主人公・山本美紀を演じるのは永作博美さん。

美紀の弁護士・矢田部を演じるのは田中哲司さん。

美紀のかつての恋人・高見沢を演じるのは市原隼人さん。

その他の登場人物を、

杉本哲太さん
臼田あさ美さん
大倉孝二さん
甲本雅裕さん
北村総一朗さん
金田明夫さん
菅原大吉さん

森本レオさん

など実力派キャストが演じています。
個性派が揃ったともいえるかと(笑)

本作の見所

ここで、本作の見所をご紹介できたらと思います。

主にキャストに焦点を当てていきます。

田中哲司さんがとにかく良い!

個人的に、本作は田中哲司さんが良すぎるなと!

しがない弁護士ですが、美紀の事件に対しては真摯に取り組みます。

ドラマ中にも似たような言葉が登場しますが、

「頼りないように見えて、しっかり仕事する」

そんな男。

2話の最後。

駐車場で赤羽南署に連行される美紀に対して、弁護を名乗り出るシーンがあります。

ここが、めちゃくちゃかっこいい!

そして、法廷の終盤の言葉も最高。

「田中哲司さんありきのドラマ」といっても過言はないと思います。

(階段で転びますがw)

市原隼人さんも良い!似合いすぎ

そして、高見沢を演じる市原隼人さんも良い!

かつての好きになった美紀をずっと追いかけ、世間が彼女を犯人と見る中で、必死で無実を信じ続けます。

高見沢という役がハマりすぎ。

こういう熱い役を演じたら、市原さんの右に出るものはいないのではないでしょうか。

最終話は、思わずグッと来てしまいました。

丸坊主姿も似合う!

市原さんは、「連続ドラマW 正体」にも出演していますが、本作と設定が似ています。

こちらもめちゃくちゃおすすめです!

美紀を巡る警察同士の戦いも面白い!

「沈黙法廷」というタイトル通り、物語のメインは法廷なのですが、警察同士の戦いも面白いです!

赤羽南署と大宮中央署同士の、手柄の取り合い。

美紀宅の前で鉢合わせするシーンとか、「そんなことあるのか?」と驚かずにはいられません。

「大宮中央署が美紀を釈放したら、間髪入れずに逮捕する」

とか美紀が可哀想じゃないか?(笑)

一息入れてもいいでしょ、みたいな。

実際あるかは分かりませんが、この作品ならではの展開を楽しみましょう。

面白い!そして泣ける!裁判ドラマの中でも特におすすめ

今回は「連続ドラマW 沈黙法廷」について書きました。

数年前に観て、最近再び観たのですが、「こんなに面白いドラマだったんだ」と衝撃の連続でした。

その時の心境などで、感じ方が変わるのかもしれません。

数あるWOWOWの裁判ドラマの中でも、特におすすめの一作です。

面白い!そして泣ける!ぜひ視聴してみて下さい。

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