清武英利さん原作「連続ドラマW トッカイ〜不良債権特別回収部〜」あらすじとキャスト・見所(住専問題と真っ向から戦った人々)

「これは、戦争なんや」

この記事では、伊藤英明さんをはじめ豪華キャストが集結した、
連続ドラマW「トッカイ〜不良債権特別回収部〜」の見所や感想を綴ります。

バブルが生んだ負の遺産を取り戻すために戦う人々の物語。
必見です!

「トッカイ〜不良債権特別回収部〜」とは?(原作・キャスト)

本ドラマの原作は、清武英利さんが書いたノンフィクション小説、
「トッカイ〜バブルの怪人を追い詰めた男たち」

です。

主演は伊藤英明さん。

他の登場人物を、

中山優馬さん
広末涼子さん
萩原聖人さん
矢島健一さん
橋爪功さん
イッセー尾形さん
三浦誠己さん
仲村トオルさん
桜井ユキさん
中村ゆりさん
佐野史郎さん

ら豪華キャストが固めます。

2021年1月17日から4月4日まで全12話が放送されました。

清武英利さん原作の他ドラマも要チェック!

清武英利さんのノンフィクション小説は、WOWOWでいくつかドラマ化されています。

しんがり〜山一證券 最後の聖戦〜
石つぶて〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち

も超おすすめです!

「トッカイ〜不良債権特別回収部〜」のあらすじ

このドラマが扱うのは、「住専問題」です。
ネタバレ無しで、簡単にあらすじ(さわり)を書きますね。


1996年、多額の不良債権を抱えたまま倒産した「住宅金融専門会社(住専)」の処理のために、政府は6850億円もの公的資金(税金)の投入を決定。

大蔵省は、不良債権回収のために「住宅金融債権管理機構(住管)」を設立。
その会社の代表に、日本弁護士会会長の東坊平蔵(橋詰功さん)に白羽の矢を立てる。

住管のメンバーとして、母体の銀行からの出向をはじめ、かつて住専で融資していた人間らが招集された。

「6兆7800億円の不良債権を、一円残らず回収する」

住専倒産のきっかけになった悪質債務者の中には、暴力団や関西の不動産王らもいる。

過去の失敗を取り戻すための、20年以上に及ぶ戦いが始まる。

「トッカイ〜不良債権特別回収部〜」の見所・感想

ではここで、本ドラマの見所や感想を書きます。

①THE・骨太!ドラマWならではの作品

このドラマは、THE・骨太!
WOWOWだから作れた、コテコテの社会派ドラマです。
ノンフィクション小説が元になっていることもあり、「昔、こんなことが起こっていたんだ」とリアル感が伝わり、食い入るように観てしまいました。
12話とボリュームも満点!お腹いっぱいになること必至です。
難しそうなワードも出てきますが、ストーリーも分かりやすいので問題はないでしょう。
バブルを経験した人にとっては、より伝わってくる内容なのではないでしょうか。

②豪華キャストの演技が絶品!

個性派から実力派まで、多くの俳優が出演している本作。
様々な過去を経て住管に集まった登場人物を繊細に描いています。

東坊平蔵を演じる橋爪功さんがとにかくかっこいい!

どの俳優の演技も素晴らしいのですが、住管の代表・東坊平蔵を演じる橋爪功さんがめちゃくちゃかっこいいです。

「国民に二次負担をかけない」を条件に住管の代表を引き受ける東坊。

「15年?そんな悠長なこと言うてられへん!7年半で回収したるわ」

とにかく国民のためを思い、時に厳しく住管の社員を叱る東坊。
住専の母体となった銀行まで訴える、強い姿勢を見せます。

「これは戦争なんや。
相手は悪徳債務者だけやない。銀行やこの状況をそのままにしていた政府もや」


これもはまり役というか、橋爪さんだからこそ演じられたのではないかなと。
必見です!

不可能を可能にする男・柴崎を演じる伊藤英明さん

本作の主人公・柴崎を演じる伊藤英明さんも、凄く良い!

不可能に思える回収も、なんとかして回収するべく奮闘します。
他のドラマや映画もそうですが、こういう正義を貫く役が似合いますね。
剣道を行うシーンが度々登場しますが、素振りをする姿も合ってます!

いつも「顔が近い」柴崎を要チェック。

そんな伊藤英明さんが、非情な弁護士を演じている「罪人の嘘」もおすすめです!

ひねくれ者だけど、やる時はやる!塚野を演じる萩原さん

萩原聖人さんが演じるのは、銀行からの出向で住管に来た塚野。
住管を「貧乏くじ」だと言って周りとも仲良くしない、なかなかのひねくれ者です。

そんな塚野ですが、やる時はやります!

徐々に変わっていく姿にぜひ注目して下さい。
萩原さんは、清武英利作品の常連。


同じく清武作品に常連の矢島健一さんも、相変わらずの安定感抜群な演技を見せてくれます。

【個人的に】柴崎の奥さんが良いんだよな

物語中に、柴崎の家庭のシーンが度々登場します。
中村ゆりさんが演じている奥さんが、凄く良いんです!
癒やされるんですよね。

日々、悪徳債務者と戦う柴崎を温かく支えます。
かと思えば、東坊代表を「平蔵くん」と呼ぶ、なかなかの強心臓の持ち主です(笑)

そんな中村ゆりさんが出演されているドラマW作品をまとめました。

最終話に驚きのゲスト登場?

最終話に、驚きのゲストが登場します。
普通の登場人物ではなく、ラーメン屋として。

「なんか普通の人じゃないな」と思ったんですが、やっぱりそうでした。
もっとも、清武作品ということで「もしかしたら最終話あたりに出るのでは?」と思っていましたが、なんか見事当たっちゃいました(笑)

こちらもぜひチェックしてください。

③一度失敗しても、またやり直せるという強いメッセージ

このドラマは「住専問題」に関わる物語ですが、
「失敗しても、またやり直せる」
という強いメッセージが存在するように思えました。

ドラマ中では「将棋の駒」に例えられるんですが、駒は盤から弾かれても、また盤に戻って戦うことができる。

住宅金融専門会社が潰れて、行き場を失った社員が、今度は失敗を取り戻すために戦うという「天命」を与えられることになります。

地獄を見た人間が再生していく様子が丁寧に描かれている本作は、多くの人にとって何かヒントになると思います。

世の中が不安定な昨今だからこそ観て欲しいドラマ

このドラマが放送されたのが2021年。
世の中が不安に包まれていた真っ只中です。

今もなお、不安な出来事が多く起こっています。
そんな日本人に勇気をくれる良作です。

90年代が主に描かれているんですが、その頃から既に終身雇用の崩壊とか言われていたんですね。
「社畜になるな」とか、今の時代にも通じるセリフがあったり。

私もこのドラマを通じて、住専問題について初めて知ることができました。

2022年だからこそ、ぜひ観て欲しい骨太ドラマです。

「トッカイ」は傑作ですが、他にも骨太ドラマが存在します!

ドラマWおすすめ作品をまとめました。



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